概要
前回の大阪セミナーから感染症予防を徹底し、集団感染などへ配慮しながらハイブリット開催を実施でき、東京セミナーも同様の形式で行うことと致しました。
神経リハビリテーションにおいて、神経科学を基盤としたこれまでのあゆみを振り返り、臨床医学における臨床知や実践知を確認し、身体運動とロボティクスや内在する身体動作のダイナミクス(身体各部の時間的変化)など、運動制御に関する種々の方法論を多方面から議論することを考えています。また、脊髄・脳機能を中心に目まぐるしい知見も多く、世の中を席巻する事実が生まれてきています。障害があるアスリートの脳はニューロリハの手本であることから、パラリンピックを中心に、脳の再構築についても話題となってきています。運動学習の過程を計算論として解説することや脳機能を身近な臨床検査機器から解明する技術の研究など、興味深い知見は数知れません。
これまで以上に脳神経科学の基礎医学、リハビリテーション(以下、リハ)医学、脳神経外科学、神経内科学、精神医学、理学・作業療法学等の臨床医学、工学、社会科学など、横断的研究が渦巻く中、重要なことは幅広い学問領域から障害克服に向けた新たな変革が必要とされています。反面、リハ専門職(リハビリテーション医、理学療法士、作業療法士など)にとって職能の確立は更なる急務となる一方、「臨床知を感性で終わらない」、「培った治療技術をいかに科学の本質として捉えるか」という点において、その学問的背景が十分ではない事実があります。同様に、スポーツのような極めて精緻なスキルの問題を解決するために、カンやコツといった感性知が重要とされるものの、トレーニングやコーチングに留まり、その根拠については乏しいと言わざるを得ません。第19回東京セミナーでは、これまで以上に、リハ専門職だけでなく、スポーツの実践家も交え、その学術的背景に基づき日々のケアやトレーニングに役立てられるように、リハ医学やスポーツ科学の今後の可能性について議論し合う内容を企画することとしました。
安全対策
・「3蜜」を回避するレイアウト、飛沫防止対策、資料はテーブルの上にセッティング
・参加は事前予約制
・マスクの着用、体温チエック、手の消毒等の徹底
・原則、飲食禁止(フタができる水筒・ペットボトルは可)
開催日時・場所
プログラム
専門・理学療法士制度 ポイント認定講習会・研修会
- 認証ポイント
- 5ポイント付与
- 認定領域
- 神経 / 運動器(全領域)
9:30 |
<受付 開場> |
10:00 |
開会
の辞 |
「ニューロリハビリテーションへのいざない」 |
小松 泰喜先生 |
日本大学 スポーツ科学部 教授
運動神経科学研究会 発起人・代表 |
10:30 |
教育
講演 |
「ニューロリハモデルとしてのパラアスリート の脳」 |
中澤 公孝先生 |
東京大学大学院総合文化研究科
広域科学専攻・教授 |
司会 小松 泰喜先生 |
12:00-13:00 |
協賛企業からのご案内(タック株式会社)>>>その後休憩 |
<午後の部> 司会 田中 勇治先生 |
13:00-14:00 |
セミナー1 |
「運動学習過程の科学」 |
野崎 大地先生 |
東京大学大学院教育学研究科
身体教育学講座・教授 |
14:10-15:10 |
セミナー2 |
「体幹筋群のモーターコントロール」 |
金岡 恒治 先生 |
早稲田大学
スポーツ科学学術院・教授 |
15:20-16:20 |
セミナー3 |
「脳活動修飾技術のリハ応用に向けて」 |
野嶌 一平 先生 |
信州大学
医学部保健学科応用理学療法学・准教授 |
|
<<< 先生質疑応答(20分程度予定)>>> |
16:40 |
<閉 会> |
参加費用
- 受講料
- 5,500円(税込)
※一度セミナー申込みいただくと、キャンセルはできません。
開催場所、日時を十分確認の上、お申込みください。